2017年4月から2017年9月あたりに読んだ本のメモ.

アテンション―「注目」で人を動かす7つの新戦略

僕らが毎日やっている最強の読み方

  • 新聞は見出しを中心に全体を
  • 通俗化された良書で時間を節約
  • 日本史A、世界史Aで基本と大まかな流れがわかる
  • 阿刀田高、旧約聖書、新約聖書、コーランを知っていますか
  • 分かりやすい表現、説明の技術、ブルーバックス
  • ジョンルカレ、寒い国から帰ってきたスパイ
  • ジョンルカレ、ティンカー、テイラー

未来政府

リーンスタートアップ

  • イノベーションを起こして経営
  • 科学的手法でイノベーションを起こす。イノベーションに再現性を、ということだろうか。
  • イノベーションを起こす場合、不確定な要素が多いので無駄な努力をしないために開発サイクルを短くして、進んでいる方向が正しいことを確認するなどなど
  • 価値仮説をみつけるのが難しいよなあ

ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす ビッグデータの残酷な現実

アメリカの出会い系サイトなどのデータを分析して分かったこと.読み物としては面白かった.

インターネットの次に来るもの

原題は “The inevitable” であり,不可避.インターネットの登場で我々の生活は大きく変わった.この先の未来においてどのようにテクノロジーが我々の生活に影響を与えていくかが,比較的楽観的に描かれる.

今我々はインターネット以前に想像できなかった世界に住んでいる.全世界規模でほぼ無料,ほぼリアルタイムに通信できる.ポケットに入るデバイスで音楽,映画,電話ができる.写真もとれる,それを他人と簡単に共有できる.多数の人が自分の生活を他人とシェアしている.などなど.20,30年前にこのようなことを主張したら多くの人は信じなかっただろう.本書は現状から派生する技術により我々の生活がどのように変化するか,かなりの納得感と現実感をもって紹介する.

本書はとても,説得力のある未来像を描いている.しかし,それが逆説的に少しの疑惑を差し挟む.30年前に今のインターネットを予想できただろうか?答は微妙である.予想はできたかもしれないが,他人を納得させる客観的証拠は多くはなかっただろう.そういう意味で現時点で予測可能な技術というのは本流ではないのかもしれない.しかしながら,今後10年くらいまでは本書で紹介された12個の方向性というのは益々勢いを増すのだろう.

カルチャロミクス;文化をビッグデータで計測する

N-グラムのデータという素人的には何が分かるのと思うが,驚くほど様々なことが見えてくるという話.

章立て

  1. 歴史を見通す新しい眼鏡
  2. ジップの法則と不規則動詞たち
  3. ビッグデータで辞書を評価する
  4. 名声を定量化することは可能か?
  5. 言語弾圧の痕跡を測る
  6. 集合的記憶と集合的忘却
  7. ビッグデータがもたらす未来