Rao-Blackwellの定理
コンテンツ
Rao-Blackwellの定理は十分統計量と不偏推定量に関する定理である。
Rao-Blackwellの定理
はに対する不偏推定量であり、
は十分統計量であるとする。
このとき、は以下を満たす、
(1)はに関数する不偏推定量
(2)
この定理の意味を考える前に、まず、不偏推定量、十分統計量について復習してみる。
まず、状況としてはある分布に対して、統計的モデルとして
分布族
を考えている。ここで、パラメータの真値が存在するとして、
このをからの観測データから推定したい。
推定量をと表すことにする。
目標としては平均二乗誤差
が小いを求めたい。
ここで、平均二乗誤差はの関数であるから、どのについても良い推定になるように、どのについても平均二乗誤差が小さくなるようにしたい。
そこで、登場するのが不偏推定量である。
が不偏推定量
(以降は書きかけ)
作成者 Toru Mano
最終更新時刻 2023-01-01 (c70d5a1)