Palit RTX 3070 GamingPro OC を購入した

新しいGPU Palit GeForce RTX 3070 GamingPro OC を購入した。数時間使用した段階でのレビューのようなものとベンチマーク結果を記録しておく。

購入の理由

そもそも、この時期(2020年10月末)に GeForce RTX 3070 を購入するのは合理的ではなく、賢い消費者ならば避けるべき行動である。しかし、どうにも新しい GPU でゲームがしたくなってしまい、さらに運の悪いことに通販で在庫があったため購入。

合理的に考えると11月18日のRadeon RX 6800, 6800XT の発売を待って両者を天秤に掛けるべきだが、そもそも合理的に考えればゲームは時間の無駄であるから… まあ、新製品の発売という祭なので勢いが大事です。

10月30日時点で在庫があり比較的安価だった Palit GeForce RTX 3070 GamingPro OC を購入したのだが、在庫があればほぼ同額の 玄人志向 GG-RTX3070-E8GB/TP を選択していた。理由は後述する。

Palit GeForce RTX 3070 GamingPro OC の評価

GPUチップとしての GeForce RTX 3070 は様々なところでレビューされているため、ここでは Palit GeForce RTX 3070 GamingPro OC の評価について述べる(ただし様々なボードを使用した上での評価ではなく、さらに個人の主観的評価であることに注意して欲しい)。以下ではいろいろ厳しいことを書くが総じて満足している。RTX 2080 ti 程度の絶対性能はWQHDモニタでゲームするにはおおむね足りているし、発熱、騒音も少ない。

良い点

  • 安価。国内で入手できるRTX3070で最安クラス。
  • ファンを3つ搭載し294mm, 2.7スロットのヒートパイプで十分な冷却性能。
    • GPU温度が70度を越えることはなくファンも約1600RPM(40%)程度
  • 補助電源 8pin x2 で電力供給には余裕がありそう。

残念な点

  • 保証期間が1年。
  • 同社の RTX 3080 GamingPro OC と比較すると安価な部品を使用
    • バックプレートがプラスチック。
    • RTX 3080 にはあるファンに “ボールベアリングを2つ搭載” という記載がない

冷却性能は使用環境に大きく依存するので、エアフローが悪いケースなどでは70度を越えるかもしれない。

最安クラスではあるが、素人目にはしっかりとしたつくりに見える。外から見える黒い部分は大半がプラスチック。大きさが大きさなので軽量化のためにプラスチック、という判断かもしれないし、コストカットのためかもしれない。

保証期間は高額商品であること、海外では3年や5年の保証も珍しくないこと、国内でも2~4年保証の製品が存在することからもう少し長くして欲しい。

冷却性能的に問題はなさそうだが、プラスチックのバックプレートならばないほうが冷却に関しては有利なのでは、とも思う(まあ、RTX3080 でもプラスチックバックプレートの製品があったのでとりあえず付けておけということなのかもしれないが…)。ちなみに EVGA の最安のボードはバックプレートなしである。購入してみて金属製だと思っていたものが実はプラスチック製だった、よりは最初からなしにしたほうが長期的にはブランド利益が大きいのではとも思う。

そんなこともあり、在庫があれば 玄人志向 GG-RTX3070-E8GB/TP を購入していたと思う。このボードは保証期間が3年であるし、バックプレートも金属のようである(バックプレートに “CAUTION HOT SURFACE” というシールがあり、金属のため高温になることが推測される。Palit GamingPro の 3080 には同様のシールがはってあるが 3070 にはない。写真とり忘れた)。そもそも RTX 3070 は下記のように微妙な立場なので個別のカードの特性をそこまで気にしなくとも、という点はあるのだが…

  • コスパ命の製品にしては国内価格が北米価格と比較して高め
  • 性能差と価格差を考慮するとRTX3080でも良い
  • メモリ容量が8GBと少量(GPU能力と比較してメモリ量が少ない)
  • 競合の Radeon RX 6800 に性能で劣る可能性が高い

ベンチマーク結果

Time Spy, FF15, Horizon Zero Dawn, Assassin’s Creed Odyssey でベンチマークした。公開されている値より低いこともあったがCPU性能が低いため(Ryzen 3500)と予想される。実際、CPU負荷100%だが、GPU負荷が100%未満の場面も多かった。もともとZen3までの繋ぎでZen2のなかでも安価なCPUを購入したため仕方がない面もある。

環境

  • CPU: AMD Ryzen 3500
  • Mem: DDR4 2666MHz 16GB x2
  • GPU: Palit GeForce RTX 3070 GaimingPro OC
  • OS: Windows 10 1904
  • 解像度: 2560x1440

使用したPCケースは上面に吸気 12cm ファンを2個搭載し、GPUの冷却を助けている。CPUクーラーは忍者5で Ryzen 3500 には大きすぎるが Zen3 のより強力な CPU に載せ替えることを想定している。

Time Spy

Graphics score は 13670 だった。総合スコアはCPU性能が低いため参考程度。

以下は time spy 実行中に GPU-Z (バージョン 2.35.0) で記録したセンサーの値。GPU Clock はギリギリ 2000 MHz に届かないくらい。

GPU温度は最大68度、CPU温度のほうが高く最大71度を記録。

ファンは1600rpmを少し越える程度。ファン速度 30% で 1300rpm、40% で 1550rpm なので、冷却性能には余裕がある。ただファン速度を上げると当然ノイズは大きくなる。

ボードの消費電力は最大240W程度で仕様通り。

FF15

WQHD, 高品質でスコア 9099。CPU性能が低いため、その分低くなっている。

Horizon Zero Dawn

WQHD, 最高画質で平均 FPS 70 だが、下の画像にあるように GPU FPS は 96, CPU FPS は 73 となっており CPU ボトルネックとなっていることが確認できる。

Assassin’s Creed Odyssey

WQHD、グラフィック品質を最高に設定して平均 FPS 63。グラフだけではよく分からないがおそくらCPU, GPU どちらもボトルネックになっているのだろう。ベンチマーク中、いわゆる、コイル鳴きのような音がしていたが発生源は不明。

最後に

ファンやLEDのケーブルでしょうか?ヒートシンクに押し潰されてグシャっとなっているんですが大丈夫?