2015年12月から2016年1月に読んだ本
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2015年12月末から2016年1月あたりに読んだ本のメモ.SF本2冊とビジネス本2冊.
Hard Things
IT会社の元CEOが実体験から得た教訓.
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著者はネットスケープなどを世に送り出したベン・ホロウィッツ,CEOとなり数々の困難を乗り越え会社をHPに売却,その後ベンチャーキャピタルの共同創業者となる.
私はもちろんCEOなどではないが,単純に読みモノとしてとても面白い.そこらのドラマや映画なんかよりもスリリングで,感動的である.
この本はどうすれば成功するかについては書かれていない.その逆,失敗したときもしくは限りなく失敗に近い状況で,どのように行動するべきか,もしくは著者がどのように行動してきたかが書かれている.
沈黙のフライバイ
ホーガンの「星を継ぐ者」を読んで,これが予想外に面白かったので,最近はSF作品にも興味を持つようになった.
購入した詳細な経緯は忘れたが確か kindle でセールで安くなっていたため購入した.
ホーガンのような理系全体に関係する基礎的な科学フィクションを期待していが,本作は航空宇宙系の科学フィクションだった.
本作は短編集で航空宇宙関連の話がいくつか収録されている.
舞台は現代もしくは数十年後の未来.どれも技術が少し進めば実現されるのでないかという現実感が全編を通じて感じられた.ある種の既視感のようなものを覚えた.
印象に残っているのは自給自足スーツ(作中の名前は忘れた)の話.このスーツは太陽電池やらなんやらを備えており,これを着ていれば外部から何も摂取する必要がない.食事もスーツが提供してくれる.
このスーツ火星だか月を開拓するのだが,実際にこういうシステムを開発している所はありそう.
直接的には関係ないけど,今後のエネルギーや食料問題を解決するにはこういう自給自足に近いシステムが必要なのでは?
太陽の簒奪者
「簒奪(さんだつ)」なんて言葉は普通は目にしない.歴史とかでは割と良くでてくるのかな?
「簒奪」とは帝王の位,政治の実権などを奪い取ること.ニュアンスとして本来のその地位につく資格のないものが正当な手続をふまず,武力や政治的圧力により地位を奪取することを含んでいるらしい.
本作での「簒奪者」は地球外生命体である.
かすかにネタバレになるが,高度に発達した知性への道があれなのはちょっと悲しいかな.
How Google Works
Google 流マネジメント.
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そもそも働き方がいわゆる会社とは違うので,マネジメントの方法も変えなきゃいけない.
既に企業文化がある会社ではそれを変えることは困難なので,いわゆる他人事になって,内容があまり記憶に残ってない.
作成者 Toru Mano
最終更新時刻 2023-01-01 (c70d5a1)