Windows 10 で TeXLive + Emacs + AUCTeX + SumatraPDF の快適 TeX 環境を構築する
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クリーンインストールした Windows 10 で Tex 環境を構築したとき(2016年1月)のメモ. Emacs 上の AUCTeX で TeX を編集・コンパイルし SumatraPDF で閲覧する環境を構築する.
環境
- Windows 10 Home
- TeXLive 2015
- Emacs 24.5.1
- SumatraPDF 3.1.1
- AUCTeX 11.89
インストール
まず,必要なもの(TeXLive,Emacs, SumatraPDF)をインストールする.
TeXLive のインストール
Install Tex Live over the Internet (www.tug.org) にある install-tl-windows.exe
を利用したネットワークインストールが推奨されているが,ダウンロードが途中で停止して進まなくなるので,Acquiring TeX Live as an ISO image から DVD イメージをダウンロードした.ISOイメージを展開後, install-tl-windows.bat
を実行した.
Emacs のインストール
emacs-w64 (sourceforge.net) から 64-bit Windows に最適化された Emacs のバイナリを取得する.2016年1月18日時点では24.5.1が最新の安定版だった.
まだ, auctex
と auctex-latexmk
をインストールしていない場合は M-x list-packages
でインストールする.
SumatoraPDF のインストール
Sumatra PDF の ダウンロード から64-bit 版をインストールする.デフォルトでは C:\Program Files\SumatraPDF
にインストールされる.このパスを覚えておく.
設定
次に Emacs の AUCTeX の設定と Emacs と SumatraPDF を連携させる設定を行う.
Emacs の設定
秘伝のタレ状態になっている Emacs の設定.現在,問題なく動作しているの大丈夫っぽい?
次は,過去のメモによると,AUCTeX の基本的な設定らしい.
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次は AUCTeX上で latexmk を利用するための設定のようだ.
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これは AUCTeX 上でコンパイル後に SumatraPDF でコンパイルされた pdf ファイルを表示する設定.しかも,現在編集中の箇所がハイライトされるので大変便利である.
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SumatraPDF の設定
SumatraPDF でコンパイルされた pdf ファイルを閲覧中にダブルクリックすると Emacs で該当箇所にジャンプできる.これも大変便利である.
SumatraPDF の [三]-[設定(S)]-[オプション(O)…] の逆順検索コマンドラインの設定に以下を追加する.
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なお, init.el
に (server-start)
(が未設定の場合は)追加しておく.
.latexmkrc や ソースファイルの設定
英語文書の場合は以下の内容の .latexmkrc
を作成する.
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日本語文書の場合は以下の .latexmkrc
を作成する.
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また,日本語文書の場合はドキュメントクラスを次のように指定する.
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以下をソースファイルの最後に追加しておく(これが何を意味するかは忘れた…).
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LaTeX ファイルを分割している場合,マスターファイルが main.tex
の場合,以下のように指定すると,子ファイル(?)でコンパイルを実行してもマスターファイルからコンパイルが開始されて幸せになれる.
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自動コンパイル
以下のように latexmk
を起動するとファイルの変更を検知して,その都度再コンパイルしてくれる.
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おわりに
あとは文章を書くだけです!
作成者 Toru Mano
最終更新時刻 2023-01-01 (c70d5a1)