RIPE Atlas Probe を設置してみた

RIPE Atlas の Probe を設置したときのメモ.

RIPE Atlas とは

RIPE Atlas というのは世界各地にプローブをばら撒いて,そのプローブからインターネットの状態を逐次観測することでインターネットの状態をリアルタイムに知ろうというプロジェクト.プローブは具体的には世界各地にPINGなどを打って,その観測データを集約・解析することで目的を達成しようとしているようだ(これを書いてい時点で RIPE Atlas を使用したこともないし,データも見たことがなく,伝聞とか想像とかで書いているので誤解あるかも).

プローブのメリットとコスト

このプローブを設置することで,この世界規模のリアルタイム観測データにアクセスできる.また,自分で測定したい実験等も実施できるようだ.夢が広がる感じなのでプローブ設置の申請依頼をしてみた.依頼から一週間ほどで,国際郵便でプローブが届いた.

ちなみに設置申請依頼は次のリンクから簡単にできる(事前にRIPEのNCC Access accountが必要).

プローブは名詞サイズのモバイルルータのようなもの.通信用のRJ45端子と給電用のマイクロUSB端子が側面についている.裏面にはMACアドレスとプローブのIDが記載されている.

もの自体は TP-LINK の TL-MR3020 という ポータブル 3G/4G ワイヤレスルータのようだ.普通に購入すると40ドルくらいするようである(amazon.com, 2015-12-31(Thu)時点).

TP-Link TL-MR3020 Portable 3G/4G Wireless N CABLE Router

気になる申請に必要な費用であるが,送料,機器代金含めなんと無料である.無料なのである.機器を原価で購入したとしても国際郵便の代金,そこまで安くないので,このコストはいったい誰が負担しているのか…,というかどこがスポンサなのか?確かにインターネット全体をリアルタイムで観測するにはこのような地理的に分散した多地点観測が非常に有益と思うが,ビジネスにはならなそうなので,とてもエライなあという感想である.

プローブの設置方法

プローブ登録ページからプローブと設置場所に関する情報を入力する.

プローブへマイクロUSBから給電して,プローブとブロードバンドルータなんかでDHCPでIPアドレスをふってやる.これだけである.数十分後にRIPEにログインして,RIPE Atlas -> My Atlas と進みプローブの名前をクリックすると自分のプローブの状態を見ることができる.

最初はビルトインの計測が設定されているようだ.次のように計測結果が表示される.

これ以外にも自分で計測を設定することが可能らしい.例えば,このブログが動作しているサーバへの ping とか traceroute とか計測してみようかな(夢は広がる).