Problem 256 を 紹介する
コンテンツ
畳がでてくるので,畳好きの日本人としては,紹介しないわけにはいかない.
(問題の雰囲気を伝えることを目標にする.詳しくは Problem 256 – Project Eulerで)
どんな問題かというと…
縦がa,横がbの長方形の部屋(a <= b)に畳(1×2の長方形)を敷き詰めることを考えます(下図参照).
(画像はhttp://projecteuler.net/index.php?section=problems&id=256のものを転載)
ただし,畳の4つの角が一箇所に集まるような敷き詰めかたは禁止します.
(たぶん,敷き詰めた畳がズレやすいとかなんでしょう,たぶん)
したがって,上の図の右側の敷き詰めかたはダメ(赤い X 印のところに4つの角があつまっている),
左側は大丈夫.
次に,部屋の面積 s = a * b に注目します.ある面積の部屋の形は色々ありますが(縦,横を整数に制限),
それぞれが,畳で敷き詰めることが出来るかを考えます.
(例えば, s = 70 とすると,1 x 70, 2 x 35, 5 x 14, 7 x 10 の部屋の形がある.)
敷き詰めることができない部屋の形の数を T(s) と表します.
T(s) = n となる,最小の s を探すにはどうすれば良いですか?
(ちなみに,T(s) = 1 となる最小の s は s = 70 だそうです.)
という問題.
実際に和室の畳の様子を見ると,ヒントになるかも??
ちなみに,畳 – Wikipediaによると,
問題の4つの角が集まらないような敷きかたを「祝儀敷き」というそうです.
だから,問題は「祝儀敷きできない部屋の形は?」となるのか.
作成者 Toru Mano
最終更新時刻 2023-01-01 (c70d5a1)