2012年に読んだ100冊弱の本のまとめ
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昨年は96冊読んだらしい、主に島田荘司、冲方丁、我孫子武丸、ときどき夢野久作を読んでいた。
とくに記憶に残っているのが『弥勒の掌』と『ばいばい、アース』。
因みに、Sonyの電子書籍readerを持っているが、9割近くの本は紙媒体で読んだ(電子書籍はstoreが”もっとがんばりましょう”状態で悲しい)。
一時的に読む本がなくなったので青空文庫の『ドグラ・マグラ』(2周目)読んでた。チャカポコチャカポコ。
我孫子武丸、『弥勒の掌』(文春文庫)
良質なブラックユーモア・ミステリ(もしくはサスペンス)。ミステリなので内容に言及はしないが、この本が原因で、結局、我孫子武丸の本を16冊買うことになった。ちなみに『殺戮にいたる病』は未読なので、誰か貸して。
冲方丁、『ばいばい、アース』シリーズ(角川文庫)
『天地明察』を書いた人の初期の作品。『ばいばい、アース』読んだあとで『天地明察』を読むとその読み易さに感激するはずである。つまり、『天地明察』を読んだあとにこれを読むと、非常に高い確率で積読本になるのだろう。表紙もライトノベルっぽいが、どう考えてもヘビー。4冊あるし。という地雷性の高そうな本であるが、読み進めると『ばいばい、アース』の世界に慣れてきて、どんどん楽しくなっていくはずだ。あとがきに、このシリーズは「主題と世界」のみに注力した、とあるが、納得の出来である。ちなみに、ネタバレだが、見た目ファンタジーだけど実はちょっとSFです。
まとめ
読んだ本の数:96冊
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:1月4日 著者:スティーグ・ラーソン
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:1月4日 著者:スティーグ・ラーソン
ミレニアム2 火と戯れる女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:1月11日 著者:スティーグ・ラーソン
ミレニアム2 火と戯れる女(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:1月11日 著者:スティーグ・ラーソン
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:1月16日 著者:スティーグ・ラーソン
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:1月16日 著者:スティーグ・ラーソン
シャイロックの子供たち (文春文庫)
読了日:1月16日 著者:池井戸 潤
蹴りたい背中の感想
中学生の日記みたい(主人公は高校生だけど)。
読了日:1月16日 著者:綿矢 りさ
インストール
読了日:1月20日 著者:綿矢 りさ
悪人
読了日:1月20日 著者:吉田 修一
異邦の騎士 改訂完全版
読了日:1月26日 著者:島田 荘司
樽 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
読了日:1月31日 著者:F.W. クロフツ
御手洗潔のダンス (講談社文庫)
読了日:1月31日 著者:島田 荘司
暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)
読了日:2月4日 著者:島田 荘司
水晶のピラミッド (講談社文庫)
読了日:2月12日 著者:島田 荘司
ペルシャ猫の謎 (講談社文庫)
読了日:2月12日 著者:有栖川 有栖
オール・スイリ 2012 (文春MOOK)
読了日:2月20日 著者:湊 かなえ
眩暈 (講談社文庫)
読了日:2月20日 著者:島田 荘司
アトポス (講談社文庫)
読了日:3月6日 著者:島田 荘司
龍臥亭事件〈上〉 (光文社文庫)
読了日:3月21日 著者:島田 荘司
龍臥亭事件〈下〉 (光文社文庫)の感想
前半の「奇想」と後半の「論理的結末」を体現したような構成。それ故か長い。とかいう話の構成は結構どうでも良くて、御手洗シリーズでありながらも、いつもワトソン君役の石岡君が孤軍奮闘する胸熱の展開が面白い(もっと活躍するのは後半なのだけれども)。
読了日:3月21日 著者:島田 荘司
フリーター、家を買う。の感想
いつもの著者通りの雰囲気の良い物語でした。なかなか悲惨な状況から主人公が家族のために立ち直るのは勇気づけられる。
読了日:3月21日 著者:有川 浩
死者が飲む水 (講談社文庫)
読了日:3月27日 著者:島田 荘司
ロシア幽霊軍艦事件 (角川文庫)
読了日:4月2日 著者:島田 荘司
最後のディナー (角川文庫)の感想
龍臥亭ではあんなにかっこ良かった石岡先生が英会話学校に誘われただけで「私の精神は、死にたい気分に向かって驀進していた。生きる希望が、みるみる井戸の底にずり落ちていった。」となって、ギャップが面白かった。あ、本編も面白かったですよ、御手洗はあんまり登場しないけど。
読了日:4月4日 著者:島田 荘司
作成者 Toru Mano
最終更新時刻 2023-01-01 (c70d5a1)